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2010年06月 アーカイブ

炭はなんでも吸着するの?・・・その1

炭は何でも吸着します。

吸着には物理吸着と化熱も小さく、加熱することで吸着したものを容易に離脱させることができる可逆的な現象です。

化学吸着は共有結合などによる吸着で、吸着速度は遅いのですが、吸着力が大きいので離脱しにくく、吸着場所にも選択性があるなどの特徴があります。

炭の微細孔は比較的に大きなマクロ孔と比較的に小さなミクロ孔とに大別することもできます。

マクロ孔は異臭などの吸着物をミクロ孔まで導く役目をします。

ミクロ孔が実際に物を吸着します。

これはトンネルとトンネルの中に仕掛けられた落とし穴にたとえることができます。

トンネルが狭ければ獲物を効率よく誘い込むことができません。

落とし穴よりも獲物が大きければ獲物を捕らえることはできません。

落とし穴よりも獲物が小さければ、一つの落とし穴で多数の獲物を捕らえることもできます。

このたとえから、炭の微細孔の大きさと吸着されるものとの間には最適な関係があることがわかります。

炭はなんでも吸着するの?・・・その2

炭には吸着されやすいものと吸着されにくいものとがあり、吸着されやすいものが選択的に吸着濃縮されることがわかります。

大きな比表面積11吸着量が多い、ということにはなりません。

炭は自分の体積の何十倍ものガスを吸着できます。

これはガスが液化すると数百分の一に体積が減少するので可能なのです。

沸点が高いガス(蒸気)ほど、分子量が大きなものほど吸着されやすい性質があります。

炭には調湿作用があります。

湿度の高いときは湿気を吸着し、逆に低いときは湿気を放出します。

この調湿作用は半永久的に持続します。

炭化温度によって炭の表面の官能基が変わります。

低温では酸性の基が多く、高温になるに従い塩期性となります。

炭はアルカリ性にかわっていきます。

物理吸着に対して科学吸着の占める割合はわずかですが、イオンの吸着、重金属の吸着などに関して大切なはたらきをします。

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